平成16年度厚生労働省免疫アレルギー疾患予防・研究推進事業 リウマチ・アレルギーシンポジウム
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山中 寿 東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター教授
抗リウマチ薬:リウマチの専門薬

抄録 略歴
抗リウマチ薬はリウマチの勢いを弱めることにより関節破壊を防止することを目的として投与されます。リウマチ患者さんには何種類ものお薬を服用していただくことが多いのですが、この種類のお薬は最も大切な薬剤であり、ほとんどの患者さんに服用していただいています。商品名ではリウマトレックスとかリマチルとかアザルフィジンENとか、現在では10種類のお薬があります。ほとんどは内服薬ですが、シオゾールのような注射薬もあります。現在最も多く使用されているお薬はリウマトレックスで、リウマチの専門施設では半数以上の患者さんが服用されています。

抗リウマチ薬にはいくつかの共通した特徴があります。まずはじめに、のみはじめてから効果が出るまで時間がかかります。薬剤によりますが1か月から3か月のんではじめて効いてきます。

次に有効性が患者さんにより異なります。すごくよく効く人がいると思うと全く効かない人もいます。また薬によってはAさんは週1錠で効くのにBさんは毎日3錠でやっと効いたというように効く量が患者さんによりかなり違う場合もあって、医師泣かせの薬でもあります。

副作用の頻度が比較的多いのも特徴です。ただし、お薬によりどんな副作用があるかがよくわかっていますので、医師や薬剤師とよく相談し、注意をして服用して下さい。副作用は、薬剤がすごくよく効いた人の方が起こりやすい傾向がありますので、効いている人ほど注意が必要でもあります。お薬が効いて調子が良いとつい検査など怠りがちですが、定期的な受診と検査が欠かさないようにお願いしたいと思います。

シンポジウムでは、抗リウマチ薬に共通した特徴と各々の薬剤の特徴、服用する場合に注意することなどをわかりやすく解説します。
経 歴
昭和55年 3月 三重大学医学部卒業
昭和58年 1月 東京女子医科大学付属リウマチ痛風センター助手
平成3年10月 東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター講師
平成9年10月 同 助教授
平成15年5月 昭和55年 3月
*この間、昭和60年2月〜3年間 スクリプス研究所(米国)へ留学
学 会
日本内科学会・日本リウマチ学会・日本痛風・核酸代謝学会・日本整形外科学会・米国リウマチ学会などに所属。
関節リウマチや痛風を中心とするリウマチ性疾患の臨床研究を続けている。

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