リウマチ・アレルギーシンポジウム

講演

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「知ってほしい除去食、代替食」
〜食品表示の見方から除去食、代替食による栄養摂取方法まで〜
林 典子(独立行政法人国立病院機構 相模原病院 臨床研究センター・アレルギー性疾患研究部 管理栄養士)

食物アレルギーの治療では、医師からの適切な診断に基づいた必要最小限の原因食物の除去が基本となります。原因食物の除去をしなければならない患者さんやご家族にとって、栄養素の摂取不足や、除去食物を誤食して症状が出るのではないかという不安、周囲の不理解などによって、“食べること”が生活の中で大きなストレスとなる可能性があります。そのため治療の一環として、患者さんやご家族には、食生活において適切に栄養素を摂取するためのアドバイスや、原因食物の除去による生活の質(QOL)の低下を防ぐための具体的な情報提供が必要となります。栄養士は、食物アレルギーの正しい知識に基づき、患者さんの年齢やご家族の状況などを踏まえて疑問や悩みを軽減し、食物の除去や栄養素摂取の方法を指導するだけでなく、食物アレルギーの患者さんが食べることを“楽しむ”ための総合的な支援をすることが求められています。この目的のもと、2008年度に厚生労働科学研究班によって「食物アレルギーの栄養指導の手引き2008」(主任研究者 今井孝成)が作成されました。本手引きに沿って、食物アレルギーの基本となる食事の考え方、調理上の工夫点や代替栄養に関して、加工食品のアレルギー表示の見方などについてお話ししたいと思います。食物アレルギー患者さんの食生活は制約のあるものですが、正しい食物アレルギーの食事の考え方を知ることで、制約のある中でも食生活を今よりも“楽しい”と感じていただくことができればと願っております。

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