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解説箱「食物アレルギー」
小児喘息 アトピー性皮膚炎 食物アレルギー アレルギー性鼻炎・花粉症
投稿日:2011.07.01
患者さんの年齢:1歳8ヶ月
疾患名:ミルクアレルギー

3ヶ月のときにアレルギー予防用ミルクを飲み、湿疹、嘔吐、下痢の症状が出たためその後から乳、乳製品を完全除去しております。

(ミルク以外卵、小麦などにはアレルギー症状はありません。採血、パッチテストでも出ませんでした。)

 

先日、なにもつけていない市販の食パン半分ほどを誤食してしまいました。

すぐ咳き込み始め、その後喘鳴、口唇チアノーゼも見られました。全身には蕁麻疹も出ており、顔は全くの別人なぐらい腫れ上がりました。

朝早くだったこともあり、近くの病院もやっていなかったので車で30分弱の救急病院に駆けつけ、アタP+ソルコーテフ+生食の点滴をしていただき症状は改善しました。

すぐに車を出せる状況だったのでよかったのですが、保育園にあずけているときに誤食などすぐに対処できなかったらと思うと気が気でありません。

アナフィラキシーのときにエピペンをという話をよく聞きますが現在体重9.8kgだと適応になりませんか?もし適応にならない場合、何か他の応急処置方法はないですか?

助言をお願いいたします。

(この出来事以降、アレジオンも加わり現在インタール、オノン3種をかかりつけ医より処方され内服しております。)

厚生労働省補助金事業アレルギー相談センター

アレルギー用ミルクで湿疹、嘔吐、下痢症状を起すとは、普通は考え難い出来事です。

しかし、アレルギー用ミルクも製品によっては乳糖が多少含まれている製品があります。市販の食パンの誤食でアレルギーの重い症状、この食パンに乳製品が含まれていたのでしょう。

今後、定期的に(6ヶ月〜1年間隔)牛乳アレルギー検査を行い数値の推移を確認ください。数値が減少した段階で病院で食物負荷試験を行い、まだ除去の段階か、あるいはこの量で有れば食られる、等を確認下さい。

その間、やはり親の庇護が大事です。お子様の手の届く範囲に乳製品をおかないよう注意下さい。

エピペン使用は体重が15kgに達しませんと使う事が出来ません。

インタール内服が処方されていますので、食事30分前に服薬させると食物アレルギーの強い症状を予防出来ます。




投稿日:2011.06.05
患者さんの年齢:1歳5ヶ月
疾患名:乳、卵アレルギー

初めまして。現在1歳5か月の娘の母親です。

離乳食を始めた6か月頃、粉ミルクを人参に混ぜると食べるよ!と友人に教わり、完全母乳で育てていたのですが、産院でいただいたものがあり使用してみました。その時は特に症状はなかったのですが、ベビーフードのコーンスープを飲ませてしばらくすると口の周りが少し赤くなりました。 ふいたり冷やしたりして、30分ほどで消えました。小児科アレルギー科のある小児科を次の日受診体調のせいかもしれないので、 粉ミルクをスプーン1杯、一週間ぐらいしたら飲ませてみて赤くなるようだったら来てくださいと言われて帰宅。 一週間後、粉ミルクスプーン1杯飲ませてみたところ、口の周りが赤くなりました。

血液検査の結果

Ige41

卵白3.11 クラス2

卵黄0.43 クラス1

オボムッコイドやカゼインやミルクなどには反応はありませんでした。現在1歳5か月、保育園にも通い始め、食事の事が一番心配です。 娘の現在の状況としては、食パンは食べても症状なし卵の入っていないパンは基本的には症状なし。

ロールパン

1歳の時に二分の一食べて、ほんのり口の周りが赤くなる。 基本的に卵は2歳まで除去になりました。 つなぎに使用している物も除去になっています。 卵そのものは食べた事ありません。

乳製品

パン以外、使用されている物を摂取した事は血液検査以降ない。

診断は出ていないが、バナナ、トマトを食べるとあごのあたりが赤くなることがしばしばある。 かかりつけの小児科と、アレルギーの病院が違うのですが、先生方の見解が違うので、どうしていいのかわかりません。

アレルギー科の先生は乳製品に関しては、数値には出ていないが、症状があるので、1歳まで除去。 粉ミルクをまたスプーンで1杯のませてあいだを開けて2杯、3杯それがOKならあたためた牛乳スプーン1杯これが大丈夫だったら解除

2歳まで完全除去

かかりつけの小児科乳製品とくに指導されずラックBや、乳糖など、お薬にも使用される。血液検査の結果や症状は口頭でなんどか説明してある。

口の周りが少しあかくなるぐらいならつなぎのものから食べさせてみていいろいう。ただし、体調のいいときの平日午前中にと指導された。

確かに、娘のアレルギー症状は今まで口の周りが少しあかくなる程度で蕁麻疹は出たことはなく、かゆがることはない。基本的に抗生物質を飲んだ時以外に下痢をしたことがない。下痢の際、ラックBがかかりつけの医者から処方された。別の病院で、お願いしてビオフェルミンRを処方してもらい、抗生物質と一緒にのみ、 下痢はおさまった。

保育園での生活、これからの食生活を考えると、どこまで摂取してみていいのか、どこまでが除去の対象の症状なのかわかりません。 乳製品、卵(ロールパンなどパンに含まれている程度)のものを食べて口の周りが少し赤くなる程度なら除去は必要ありませんか??赤くなってもたいていは30分以内には消えてしまいます。 卵そのものは2歳まであげるつもりはありませんが、 つなぎなどに使用されている物は食べてみても大丈夫なんでしょうか? それともアレルギー科の先生のおっしゃるとおり、完全除去のがいいのでしょうか??

医学的知識がないため、毎日娘に与える食事のたびにハラハラします。 少しでも良い環境をつくってあげたいと思っています。 何卒よろしくお願いいたします。

厚生労働省補助金事業アレルギー相談センター

アレルギー科の医師とかかりつけの小児科医師との意見に相違がありますと、患者はどのように対応すべきか戸惑います。人間の顔が一人一人違うようにその数が多くなるほど、少しずつ意見の食い違いがあります。卵のアレルギー検査もそれ程、高い数値ではありません。

しかし、年齢がまだ低いため注意が必要でしょう。2歳前後になりますと私共の資料からもアレルギー率は低くなります。

#1:乳製品について

乳製品のカゼイン検査=陰性との事、普通の粉ミルクをスプーン1杯与え口の周りが赤くなる程度であればおそらく問題はないかとは思います。コーンスープも牛乳の成分を含んでいる場合があります。食べた量は分かりませんが、この程度症状ならば大きな問題はないかと思います。増量は症状を見ながら医師の指導通りお願いいたします。

#2:卵について

卵のアレルギー数値も高くは有りません。症状から、つなぎ程度の卵の量と食べる量から食べて良いかと思います。

#3:薬について

乳糖は薬の甘みに使われています。乳に換算致しますと極わずかです。ラックBは牛乳から製造されています。ビオフェルミンは培地には牛乳を使っています。しかし、それから変化しています。乳糖は使われています。これらの薬にアレルギー反応を起すのであれば乳製品のアレルギークラスは高い数値のかたが多いです。




投稿日:2011.05.25
患者さんの年齢:3歳8ヶ月
疾患名:ピーナッツアレルギー

3歳の娘のピーナッツアレルギーのことで相談させていただきます。

つい先日、娘が私の朝食のピーナッツバターを塗ったパンを食べてアレルギー反応が起きました。 食べて10分程で、首と口の周りに蚊に刺されたような蕁麻疹が出始め娘が目をこすった途端あっという間に、びっくりするくらい目が腫れ瞼にも蕁麻疹が出ました。結膜?のようなものも白目を覆い、娘本人も パニックになりました。

まだ朝早かったので、救急情報センターに電話して、「呼吸器症状が出たら救急車、そうでなければ診療を待って」と助言をいただき、幸い、呼吸器は大丈夫だったので、1時間後小児科で診察を 受けました。

そのころには目の腫れ以外はほとんど治まっていましたが腹痛を訴えました。「数日後に血液検査」と言われ帰宅し、ピーナッツ摂取後4時間ほどで嘔吐を3回しました。(小児科はお昼休憩中で連絡が取れず、行けませんでした)

午後はぐったりと少し眠り、夕方には少しお腹を下し、皮膚の弱い首や脇の下、股、ひじやひざ裏に赤い発疹が広がり、発疹は30分くらいで消え、下痢は1度で済みました。目の腫れは、2日後にはひきました。

血液検査の結果、ピーナッツは41.30UA/mlでクラス4、非特異的Ig−Eは200IU/mlということでした。

アーモンドやブラジルナッツ、ココナッツはでませんでした。同時に肝機能の数値が高いということで大きな病院を紹介されました。

病院での再検査では肝機能は改善されてきているということでしたがピーナッツについては3歳という年齢では治らないだろうと言われましたピーナッツは完全除去でとのことでしたが、他のナッツ類は少々食べさせながら様子を見ていくように、とのことでした。

私が「半年から1年後に、また検査してもいいか」と聞いたところ、「気になるようならば・・・」ということで、あまりお薦めではないようでした。3歳ではもう、再検査などをして推移を見守ってもあまり意味はないのでしょうか・・・ 検査の度、注射をがんばる娘はかわいそうなのですが・・・。

それと、エピペンですが、体重が14キロなので、体に負担もあるし、要らないとのことでした。 今回はアナフィラキシーではなかったので、アナフィラキシーが起きたら考えましょう、ということでした。 確かにアナフィラキシーではなかったようなのですが・・・ 次、アナフィラキシーになったら、というのは、その時無事でいられるのか、親心としては心配です。 幼稚園にも通い始めたので、いろいろ先生にもお願いしていますが、ピーナッツは少量でも反応が出ると聞いています。 少しの間でも手の打てるものがあると、少し気持ちは楽なのですが・・

長くなりましたが、もうひとつ・・・娘は生まれたころから、よく湿疹が出て皮膚科に通いました。

私が大人になってからアトピーになり、遺伝していないか心配していました。

皮膚科の先生には「まだアトピーとは診断できないけど注意して見ていきましょう」と言われていて、今回、3月の震災後(関東在住なのですが)、ストレスがあったのか体中がカサカサになり、4月の幼稚園入園時期には皮膚の弱いところは軽くアトピー様になってきていました。

風邪をひいたりバタバタ忙しかったりで、皮膚科に受診する前にピーナッツのアレルギーが出てしまいました。 先生方のお話を読んでいる中で、アトピーも一緒に治していかないといけないと書いてあるのを拝見し、この肌状態も良くないのかもと思いました。 まだアトピーとは言われていない状況なのですが、この場合、普通の皮膚科で治療していれば良いのでしょうか。(以前から診ていただいている皮膚科)または、どこか食物アレルギーとアトピーに詳しい病院を探して一括で診ていただいた方がいいのでしょうか・・・

とりとめもなく長い文章で失礼しました。今まで病気一つしたことのなかった娘の急な状態で、どうすればよいのか分からずにいます。アドバイスをいただけたら幸いです。よろしくお願いいたします。

厚生労働省補助金事業アレルギー相談センター

#1:ピーナッツアレルギーについて

ピーナッツアレルギーはなかなか治り難いアレルギーです。しかし、3歳8ヶ月の年齢を考えますと、決して耐性獲得ができないと言う状況でもありません。しかし、1度耐性を獲得致しましても再発する可能性もあります。定期的に(6ヶ月〜1年)検査して行き数値の変化を知ることは大事です。専門医ときちんと相談してみてください。

#2:ピーナッツとナッツ類について

ピーナッツと木のナッツ類は同属ではありません(交差抗原性なし)。しかし、カシューナッツはうるし科の為アレルギー反応が強く出ることがあります。注意しましょう。

#3:エピペンの使用について

エピペンは体重15kg〜30sは0,15rの注射液が使用可ですが、体重14sでは一般に使用できません。したがって、注意と予防が基本ですが、体重が著しく軽くなければ、アナフィラキシーの危険性を考えた上で使用することもあるので、よく専門医と相談してみてください。

#4:皮膚の乾燥について

遺伝が関与することもありますが、環境による影響も大きいでしょう。皮膚が乾燥していますとアトピー性皮膚炎を起こし易くなります。スキンケアが大事です。皮膚の状態を見ながら適宜保湿剤を使ってください。炎症(紅班)にはその炎症にあった強さのステロイド軟膏を使用することが一般的です。(子供にあったランクのステロイド)

#5:病院について

出来ればアレルギー専門医の小児科が良いと思います。http://www.jsaweb.jp/modules/ninteilist_general/でアレルギー専門医を検索できますのでご活用ください。 




投稿日:2010.04.19
患者さんの年齢:3歳2ヶ月
疾患名:食物アレルギー

3歳になる息子は生後4ヶ月からアトピー性皮膚炎を発祥し、スキンテストの結果9種類の食べ物に対して陽性と出ました。最後のテストは3歳になったときで、検査の結果小麦、牛乳、卵、ピーナッツ、アーモンド、ゴマアレルギーと診断されました。現在オーストラリアに住んでいるのですが、最近日本で”食べて治す”という食べ物アレルギーの治療に関する新聞記事を読みました。海外から短期で日本に帰国し、入院治療を受ける、ということは可能なのでしょうか?おそらく一定期間ごとに受診フォローアップが必要なのではないかと思いますが。 現在オーストラリアではそのような治療はまだ行われていないようです。

また、そのような治療の具体的な情報はどこで入手できるのでしょうか?

また、息子は4ヶ月のときに診断されてから、上記の食べ物を完全除去しています。ピーナッツのテスト結果が陽性になってからエピペンも携帯しているのですが実際にアナフィラキシーを起こしたことはありません。乳製品、おそらくゴマと小麦で摂取後20−30分で嘔吐、蕁麻疹などの症状が出たのは数回です。喘息もあります。ある医師や本などでテストが陽性になったからといって必ずアレルギーがあるとは限らない、といわれたことがあるのですが、やはり怖くて素人判断では試すことができません。でも、今かかっている専門医は完全除去が方針のようです。

栄養状態はそれほど悪くないと思うのですが、本人も人が食べていて自分が食べられない、などの違いがわかる年齢になってきています。

取り留めなく書いてしまいましたが

1、治療の情報について

2、除去食についいてどうお考えか

お答えいただけるとうれしいです。

大矢幸弘
(独)国立成育医療研究センター 内科系専門診療部アレルギー科

スキンテストや血液検査の結果だけで食物アレルギーを診断できるものではないので、もしそのような診断をしているとすればアレルギーの専門医ではないはずです。

オーストラリアにも小児アレルギーの専門医はいますので(極めて少ないとは思いますが)、そのような医師にかかったほうがよいでしょう。

食べて治すという経口減感作療法は研究段階なので患者さんが正確な最新情報を入手をすることは困難です。

当科でも5年以上前からしていますが、方法を変えて試行錯誤している段階です。つまり開発研究の段階にあるということです。

したがって、短期間日本に滞在して治療することはできません。

ただ、1ヶ月ほど入院期間がとれるなら、順番に各種の食物の負荷試験を行って、どの食物に本当の食物アレルギーがあるのかを調べることはできます。




投稿日:2009.10.23
患者さんの年齢:35歳1ヶ月
疾患名:果物アレルギー(アナフィラキシーショック)

現在35歳です。7〜8年前に急に果物アレルギーで救急病院に運ばれました。今まで美味しく食べていた果物全般(特にバラ科の桃・梅干等が重度です。)でアナフィラキシーになり、全身蕁麻疹(特に瞼は目が全く開かないくらい腫れて、異常にかゆいです。)くしゃみ、喉の粘膜のかゆみ、動悸がひどく、点滴でかゆみと蕁麻疹(2割くらい)がおさまり、元の顔にもどるまで3〜4日かかる状態です。果物30種類ほどプリックテストもしました。バナナとスイカ以外全て反応いしました。

どうやら、花粉症と深く関係があるそうです。花粉は、スギ・ヒノキ・ブタクサ等ほとんど高い数値でした。花粉の時期(2月から6月くらい)は、ポララミン2mgを1日2回服用しています。基本的に食べ物は気をつけてはいるものの、たまたまドレッシングや隠し味で桃とか梅が使われていて、大変なことになってしまうことがたびたびあります。外出先で数回蕁麻疹が出てしまい、その都度、違う病院にお世話になりました。その時、頓服として、【ネオマレルミンTR錠】と【セレスタミン】が処方されました。わたしのような重度なアレルギー症状が出る場合、外出先で「あ、もしかしてまずいかも(アナフィラキシー)・・・」と思った場合は、【ネオマレルミンTR錠】と【セレスタミン】どちらを服用した方がよろしいんでしょうか?お手数おかけいたしますが、よろしくお願いいたします。どちらを飲んでも副作用はないのですが、緊急の場合はどちらを服用した方が効果が上なのでしょうか?万が一のために常時持ち歩きたいと思っております。

海老澤 元宏
国立病院機構相模原病院 臨床研究センター アレルギー性疾患研究部
〒228−8522相模原市桜台18−1

アナフィラキシーへの対応ですとエピペン(自己注射用アドレナリン)が最も即効性
があります。
5分以内に功を奏しますが、セレスタミン(抗ヒスタミン薬とステロイドの合剤)やネオマレルミンTR錠(抗ヒスタミン薬)では抗ヒスタミン薬で30分から1時間、ステロイドでは数時間効果発現に時間が必要です。

 また抗ヒスタミン薬は皮膚・粘膜などの軽微な症状には効きますが、呼吸器症状を伴うようなアナフィラキシーには効きません。

 果物アレルギーではもも、梅などにおいてアナフィラキシーを起こす場合には消化や加熱に抵抗性のリピッドトランスファープロテインという物質に対して反応しているのであると思います。

 いまは抗ヒスタミン薬で眠気のほとんど感じないものがありますので、診断や対応に関して専門の医師に相談された方が良いと思います。




投稿日:2009.7.14
患者さんの年齢:0歳11ヶ月
疾患名:ピーナッツアレルギー

現在11ヶ月になる子供のことでご相談です。

10ヵ月の終わりに、保育所で食べたハンバーグを食べ、2時間後にオムツがえをした際、下半身にじんましんがでていることに気づきました。その後、ひじやひさの内側、頬と広がっていきました。4時間後に病院に連れていき、ザジテンにておさまりました。

血液検査の結果、総IgEが240/ 卵白52.0/オボムコイド51.2/卵黄 5.2/ピーナッツ26.3という数値がでました。

今回の直接の原因は、ハンバーグのつなぎでしたが、まだ摂取したことのないピーナッツでも高い数値がでてしまいました。 主治医の話では、しばらくは卵とピーナッツの完全除去を言われ、もちろん除去はしていくのですが、漠然と不安を感じています。

卵に関しては、成長に伴って治っていくと信じてがんばろうと思っていますが、ピーナッツに関してがとても不安です。 主治医は、除去というだけで、特に深刻なかんじでは話さず、数値が下がったら、負荷試験をしてみる形になりますといわれました。 ただ、色々調べてしまうと、治らないことが多く、とても重篤な症状がでるとのこと・・・

で質問なのですが(1)成長と共に、現在26.3の数値が徐々に下がり、例えば、現在のクラス4から2などに下がるということはありえるのでしょうか? (2)数値が高くても食べれることになる場合もあるのでしょうか? (3)卵に関しては、じんましん症状でしたが、卵がじんましんがでるから、ピーナッツに関してもじんましん症状だけというわけではないですよね?ショック症状になる可能性も覚悟しておいたほうがいいでしょうか?現在は一度も症状がでてないので、どういう症状がでるのかが不安なのですが、それを事前にわかる方法とかあるのでしょうか?

海老澤 元宏
国立病院機構相模原病院 臨床研究センター アレルギー性疾患研究部
〒228−8522相模原市桜台18−1

(1)成長と共に、現在26.3の数値が徐々に下がり、例えば、現在のクラス4から2などに下がるということはありえるのでしょうか?

回答:あるのでは。

(2)数値が高くても食べれることになる場合もあるのでしょうか?

回答:確率的には下がってくれた方が食べれる確率は高いです。

(3)卵に関しては、じんましん症状でしたが、卵がじんましんがでるから、ピーナッツに関してもじんましん症状だけというわけではないですよね?ショック症状になる可能性も覚悟しておいたほうがいいでしょうか?現在は一度も症状がでてないので、どういう症状がでるのかが不安なのですが、それを事前にわかる方法とかあるのでしょうか?

回答:可能性はあります。
いまの時点では負荷試験とかの適応でないし、ピーナッツは3才まで普通のお子さんもとるべきでない(気道異物の可能性)ので、避けておくこと、6ヶ月に一度データをフォローすること、湿疹を悪くさせないことを守ってください。




投稿日:2008.6.22
患者さんの年齢:1歳7ヶ月
疾患名:食物アレルギー

4月に関西から鹿児島に越してきました。1歳7ヶ月男児の母です。
血液検査で牛豚鶏にアレルギー反応が出たため、10ヶ月の頃からたんぱく質は魚からとっていましたが、引っ越してからは家が山の上ということもあり、新鮮な魚が手に入りにくく、また以前食べられていた魚でも軽いじんましんが出ることもあり、摂取に困っています。
環境の変化からか、症状も悪化しています。
今日は、こちらにきて初めて豆腐を大さじ1ほど与えました。豆腐は何度か食べてい るので大丈夫と思っていたら、口周り、手の甲から肘にかけて水泡のようなものが 点々と現れ、あわててザジデンドライシロップを飲ませたのですが、カユミが治まら ず更に炎症が広がり、薬の副作用なのかアレルギー症状なのか、眠気が襲ってきたよ うなのでだっこして寝かせました。
寝かせてしまっていいのでしょうか?
また、ザジデンで効かなかった場合、発症部にステロイド剤を塗っても大丈夫でしょ うか?
いつもあまり効いていないような気がしますが、セレスタミン剤を飲ませるのは気管 支発症を起こしていなくても、痒がるときでも飲ませていいものなのか悩んでいま す。
在住の霧島市にはアレルギー専門外来がなく、どこに相談したらいいのかわかりませ ん。ちょっとした対応は小児科や皮膚科でしてくれますが、今後の解除についても不 安でいっぱいです。


血液検査の結果では、主なものとして豚肉・鶏肉・牛乳・ピーナツが2、卵・ダニが 3、大豆・小麦が1と、数値的には低いです。 卵、牛乳に関しては加工品も含めて全て除去しています。

体のどの部位にどんな食品の反応が出やすいとか、あるのでしょうか。あわせてお聞 きできたら幸いです。
まだ授乳中で、私自身、卵・牛乳のみ除去しています。
それでも耳切れがひどかったり、足の指の付け根・手の甲・手首の湿疹とカユミがひ どく、膝裏の赤みとカユミがひどいです。
目の下も赤くはれています。頭もよく掻いています。
汗のせいもあるのでしょうか?対策としてはどのようなことをすればいいのでしょう か?

次の主治医が決まるまで、何をどうすればよいのか聞く所がなくて。 質問ばかりですみません。

国立成育医療センター第一専門診療部アレルギー科
大矢 幸弘

ご相談のお子様は、食べていた食物(豆腐や魚)に途中からアレルギーが成立してしまったということのようですね。
アトピー性皮膚炎の治療がしっかり行われていない場合、口や手に付着した食物抗原が皮膚から浸入して食物アレルギーを作ってしまうメカニズムが知られています。
大切なことは、まず皮膚の治療をしっかり行い正常な皮膚にすること(食物除去で治す方法ではなく、スキンケアと外用薬や環境整備などによる治療が必要です)、その上で、食物アレルギーの原因となっている食物のみ除去することです。
食物アレルギーによる即時型反応で生じた蕁麻疹にはステロイド剤を塗ってもたいした効果はありません。むしろザジテン(抗ヒスタミン薬)やひどいときにはセレスタミン(抗ヒスタミン薬とステロイドの合剤)などを飲ませるべきです。しかし、小児に頻回にステロイドを飲ませていると背が伸びなくなりますので、セレスタミンを飲ませるのは非常時に限られます。
食品の種類と皮疹の出る体の部位は関係がありません。アトピー性皮膚炎の原因を食べ物のせいだけにしていると、不必要な食物制限を長引かせて子どもに成長障害が起こる危険性があります。
アトピー性皮膚炎の治療と食物アレルギーの治療はそれぞれ適切な方法で区別して行うことで、どちらの治療にも最善の結果が得られます。
まずは、一刻も早くアトピー性皮膚炎の治療を行い、皮膚が正常化したところで食物アレルギーの精査と対策を行うべきです。その順番はとても大切です。




投稿日:2008.5.27
患者さんの年齢:2歳7ヶ月
疾患名:食物アレルギー
6ヶ月ごろに湿疹がひどかったことで血液検査をして食物アレルギーと診断されました。
当時Ige2860でしたが、その後770−377−と推移し2歳4ヶ月の時の検査では655です。
現在卵白クラス4、卵黄クラス3、オボムコイドクラス2、小麦クラス4、魚クラス4か3ということで卵、小麦、魚を除去しています。
そのほかにもヤマイモはクラス4だが食べることができたり、クラスはでていても食べられるものは多数あります。 お聞きしたいのはえび、そば、ナッツ類(ピーナッツやアーモンド、クルミなど)は
いずれもクラスがゼロなのですが
どれも少し大きくなってから反応がでやすい、反応がでた場合症状が重いことが多いと聞き避け続けたほうがいいものか、与えていいものか、与えるとしたらいつ頃からどのような与え方がよいのか迷っています。
アドバイスをいただけるとありがたいです。
よろしくお願いします。
国立成育医療センター第一専門診療部アレルギー科
大矢 幸弘
いつまで避ければ安全なのかというデータはありません。
クラスゼロなら今は食べても大丈夫である可能性が高いと思います。
そもそも、食物アレルギーは先天的な病気ではありませんし、かといって、当該食物を除去していたから予防できるというものでもありません。

最近の外国の研究では、ピーナツや魚などは与え始める時期を遅らした子どものほうが、それらの食物のアレルギー罹患率が高かったというような報告もありますので、いつまで避けるべきかいつ頃から与えたらよいかに対する正しい回答は不明です。
一つだけ、注意したほうがよいことは、皮膚に湿疹があると、その皮膚に付着した食物の抗原が皮膚から侵入して食物アレルギーを作ってしまう可能性があるということです。
逆に、食べさせることで経口免疫寛容を誘導し食物アレルギーを予防したり治療したりするメカニズムが働くことも事実ですので、ただ除去すれば安全というわけではありません。
すなわち、大切なポイントは、皮膚はきちんと外用薬や環境整備そしてスキンケアをきちんと行って治療しつるつるにしておくこと、そして、食物制限は必要最低限にする、皮膚に着いた食物はすぐに洗い流す、ということです。




投稿日:2008.5.30
患者さんの年齢:0歳6ヶ月
疾患名:アレルギーの疑い

生後6ヶ月の娘の母です。
生後2ヶ月ぐらいから乳児湿疹が出て、皮膚科でステロイドを服用してもらい約2ヶ月間使用しました。
つけている時は治まっているのですが、止めるとまた出るという状態が繰り返されました。
当初は、数週間でおさまると聞いていましたが中々改善されませんでしたのと、2ヶ月間ステロイドをつけ続けるという状態が不安になり、現在はステロイドは使用せず、抗酸化作用のある民間のクリームでの自然治癒に切り替え数週間が経過しています。
現在の症状は、クビや太ももなどに赤い小さなぶつぶつが出たり引っ込んだりといった状態が続いております。(ステロイドを止めた1〜2週間は、全身が赤くアトピーのように出ました)
以前の酷い時よりは痒みは治まったようですが、まだ夜や入浴の際などは掻いてしまいます。
先日、知人より、食物アレルギーの可能性は?とのアドバイスがありましたので、先週 皮膚科にて検査をおこなったところ、小麦アレルギーの可能性を指摘され来週再
度検査をすることとなりました。
その後、遅れて今日になって皮膚に他の反応(赤くなってきた)がありましたので、他も再検査の必要があるのか?と心配になっています。
シンポジウムの冊子(食物アレルギーって何?)のQ11を拝見しますと、プリックテストの短所の欄に、薬剤の影響ありとありますが、どのような影響があるのでしょうか?また、それはヒスタミンによるものなのでしょうか?試薬によるものなのでしょうか?など不安になっております。
どうかアドバイスいただけますようお願いいたします。

国立病院機構相模原病院 臨床研究センター アレルギー性疾患研究部
海老澤 元宏

皮膚テストは患者さんが抗ヒスタミン薬を内服しているとアレルゲンに対する皮膚反応が弱くなることが知られています。




投稿日:2008.5.25
患者さんの年齢:0歳6ヶ月
疾患名:食物アレルギー
先日卵と乳製品のアレルギーと診断されました。
母乳で育てているため私の食べる食品からも除去するようにとの事でした。
始めてみると、製品自体には含まれていなくても{当工場では卵を含む製品を製造し
ています}という表記が多く、そのような製品も食べないほうが良いのか悩んでしま
います。
卵のアレルギー数値が6ヶ月にしてはあり得ない高い数値とも言われたのでなおさら
です。

*参考
  1. 検査結果は血液検査を行い、結果はオボムコイド23.9UA/ml、卵白19、牛乳1、卵黄0.93、チーズ1.28という測定値。非特異的 IgEの測定値が 87、好酸球4.5%でした。
  2. 現在受診しているのはアレルギー専門の先生で、診療科目は小児科アレルギー科です。
国立病院機構相模原病院 臨床研究センター アレルギー性疾患研究部
海老澤 元宏

まず血液検査ですべて食物アレルギーが診断できるわけではないのですが、この数値であれば鶏卵アレルギーに関しては間違いないと思います。あり得ない高い数値というのは言いすぎだと思います。我々は多くの患者さんを診ていますが、この程度の方はしばしばお見かけします。牛乳に関しては除去・負荷試験(母乳栄養のみの場合には母親が1〜2週間程度、食物制限をしてみてその後に牛乳に関しては再度摂ってみて湿疹の悪化を見ます)を行うべきです。お子さんに対しての直接の負荷は行わないでください。その場合には医療機関で行うべきです。鶏卵の制限の表示に関するご質問はどこまで制限すべきかを見ていけばよい話です。卵そのものを制限するだけでよい方、製品も含め完全に制限しなくてはいけない方、など色々です。通常コンタミネーションの表示程度はとっても影響ない方が大多数です。

以下のホームページでの”食物アレルギーの診療の手引き2005”をご参考にしてください。
食物アレルギー研究会 ( http://foodallergy.jp/manual.pdf )




投稿日:2007.7.21
患者さんの年齢:11歳1ヶ月
疾患名:食物アレルギー
小学五年生の娘を持つ母です。四歳から除去しています。牛乳アレルギー、魚全般、ハウスダストにアレルギーナッツ類も。 を持つ娘ですが先日フローズン系の飲み物をのんでしまい牛乳混入で アナフラキシーを起こしました、幸い点滴で、すみましたが、 じんましん、のどのかゆみ、呼吸困難で、親の私も本人もこわくて おどろきました。牛乳もスコアも2までおちたので、 少しずつ 食べていた矢先でした。アナフラキシーをおこして いまい今後どうしたらいいか悩み中す除去するのか?。小学生なので 友達と同じものも食べたいようですが無理の現在です。 2 20IGEハウスダスト4。魚類は、2スコアです。ぜんそく、鼻炎もあります。 ぜひいろいろ教えてください。よろしくお願いします。
向山徳子
同愛記念病院小児科部長
お子様が、アナフィラキシーをおこされ、さぞびっくりされたことと思います。
すこしづつ、食べておられたということですので、きっと量が多かったために強い反応が起こったものと思われます。
これまで同様少しづつ食べていってよいと思いますが、予期出来ない事態に備えて症状が起こったときのために、頓服の薬を持っていると良いと思います。
セレスタミンという錠剤はステロイドと抗ヒスタミン剤の両方が入っていますので、常に持っていると良いと思います。
主治医の先生に相談していただければ、処方してもらえると思います。



投稿日:2007.6.11
患者さんの年齢:10歳4ヶ月
疾患名:食物アレルギー(ピーナッツ)
はじめまして。子供の食物アレルギーについて質問させていただきます。

先日給食でピーナッツの入ったものを食べ、のどが痒くなりました。他のものを食べているうちに治まったそうです。今まで食べていたものでしたが、念のため血液検査をしたところ、クラス1でした。本当にアレルギーなのかわからないため、うちで食べさせてみて下さいと言われました。一粒食べさせたところ、5分もしないうちにのどが痒いと言い出しました。これは危ないと思いエバステル5mg(上の子が以前飲んでいたもの)を飲ませたら、症状が落ち着きました。この場合、アナフィラキシーと言えるのでしょうか。それとも口腔アレルギー症候群なのでしょうか。
食べて5分以内の発症ですから、これは口腔アレルギー症候群と思われます。アナフィラキシーというのは多臓器のアレルギー反応を指しますので、お子さんのケース の症状は口腔粘膜だけですからアナフィラキシーとは言いません。
2歳の頃ピーナッツを食べて蕁麻疹が出たことがあり、血液検査でクラス2でした。その後ピーナッツは食べさせないようにしていました。翌年の検査ではクラス0となりましたが、念のためずっと食べさせないようにしていました。小学生になり給食でピーナッツが出ましたが、一度クラス0になっていたので食べられると思い、実際昨年まで食べていました。(家では食べていません。 このような場合、給食で食べ続けていたことが発症の原因でしょうか。
それは何とも言えません。お子さんは花粉(シラカバ、ハンノキ、ブナなど)などへのIgE抗体の反応は調べたことがあるでしょうか?
今後食べられるようになる可能性は低いと本などで読みました。除去の程度はカレールーなども含めて完全除去をする必要があるでしょうか。
カレールーにはピーナッツバターが入っておりますが、症状が出るようなら除去すべきと思います。
また、他のナッツ類も食べないようにした方がよいでしょうか。アーモンドも一緒に検査したところクラス0でした。
他のナッツとピーナッツは分けて考えた方がよいと思います。
さらに症状が出た時の対応としては、とりあえずエバステルを服用させて、悪化するようなら病院に行くという形で大丈夫でしょうか。
口腔粘膜だけの症状であればそれでよいですが、呼吸器系の症状などに進展するようであれば直ちに病院を受診された方がよいです。

海老澤 元宏
(独)国立病院機構相模原病院 臨床研究センター アレルギー性疾患研究部長
〒228-8522 神奈川県相模原市桜台18-1



投稿日:2007.5.22
患者さんの年齢:8歳0ヶ月
疾患名:ピーナッツアレルギー
ピーナッツアレルギーはクラス5で、IgEは85.8UA/mlです。1才8ヶ月でピーナッツバターのついたバターナイフをひとなめし、即嘔吐し、3日間瞼が腫れ、その際にアレルギーであることが判明しました。以後食生活から完全にピーナッツを除去することに努め、現在小2ですが、給食でも除去食を実施してもらっています。
ご相談したいのですが、このたび学校で落花生の栽培を行うことになり、ちかくその苗を植えます。その後収穫して食べるところまで児童たちに体験させ観察していくようです。娘はこの授業に参加するにあったってどのようにかかわっていくべきなのかと考えております。もちろん収穫以降の部分については参加しないつもりです。可能な範囲での参加(見学など)と思うのですが、葉や茎や根といった部分についても触るとアレルギーがでる恐れがあるものでしょうか。事前に葉などについてパッチテストをするべきなのでしょうか。それもなんらかの反応がでそうで怖い気もしております。ご意見いただければと願っています。

海老澤 元宏
(独)国立病院機構相模原病院 臨床研究センター アレルギー性疾患研究部長
〒228-8522 神奈川県相模原市桜台18-1
落花生の栽培とピーナッツアレルギーに関して通常、落花生の実以外で葉や茎などに対してはアレルギー反応を起こす可能性は考えなくて良いと思います。
ただし、花粉に対しては反応する可能性があります。


学校への対応に関して
アラジーポット 栗山真理子
こんにちは、アラジーポットというアレルギーの親の会をしている栗山真理子ともうします。二人の息子(今、30と31才)が、子どもの頃喘息、アトピー、食物アレルギーがありました。 学校でピーナッツアレルギーの除去食対応をしていただいているとのこと、ひとまず、良かったですね。お母さまのご努力の賜であり、学校のご協力も、とても助かりますね。でも、残念なことに、ピーナッツを給食から除去することと落花生を栽培することが結びつかないのでしょうね。私たちには命にかかわる問題でも、多くの学校関係者や一般の方々にとってはそれぐらいが理解の範囲で、残念ながら似たようなお話は良く聞きます。 例えば給食の中のカレーにピーナッツを使っていたのを、半年の話し合いでやっとごまのものに変えていただいたと思ったら、今度はピーナッツバターがそのままでてきた、というようなものです。 これは、一つ一つのことは説明してやっと分かっても、ではそれがどう他の食材と関わるかなど、基本的なアレルギーに関する知識はなかった、と言うことだと思います。 砂地で栽培する落花生は、砂を運んでくるなど、かなりな手間もかかりますよね。できれば、一番良いのは、先生にピーナッツアレルギーと落花生との関係を説明して、他のもの、例えばジャガイモのようなものに変えて頂けると一番良いのですが。それが難しいから、このお手紙になったのでしょうか? それともまだお話し合いはすんでいないのでしょうか?それによって違いますが、話し合いはしたけれども理解して頂けないようであれば、一つには、このご相談に関する医師のお返事を持って再度お願いしてみる。と言う方法があります。が、なかなかご理解をいただけなさそう、あるいは、お母様が再度お話しするのに躊躇するような状況があるようでしたら、「お母様がお子さまのお話をする」のではなく、「アレルギーについての学校での対応に関してのご理解」を頂くよう、ご一緒にお話しに伺い、他のものに変えていただく必要について、お伝えするお手伝いを致します。今年の4月11日に、文部科学省が「アレルギーは希な疾患ではなく、学校教育のなかっで学校として配慮をしていく必要のある疾患」と位置づけています。ご自分のお子さまのこととしてだけではなく、今後の学校でのアレルギー対応についてとしてご理解とご協力をいただけるようお話しを致します。お母さまが学校に説明するための資料として、アラジーポットでは、HP(http://www.allergypot.net/)にパンフレットを用意しております。宜しければご活用いただければと思います。

アレルギー児を支える全国ネットNPOアラジーポット専務理事栗山 真理子*栗山さんは患者さんの立場として厚生科学審議会疾病対策部会リウマチ・アレルギー対策委員会、文科省のアレルギー調査研究会の委員をなされています。



投稿日:2007.2.16
患者さんの年齢:0歳3ヶ月
疾患名:食物アレルギー(牛乳)
アメリカアラスカ州在住です。昨年10月21日に出産した娘です。
母乳で育てていますが、生後1ヶ月半頃から脂漏性しっしんと思われるようなしっしんがありました。だんだんひどくなって分泌液で服が汚れるようになり、小児科に受診しました。はじめは抗生物質の軟膏、その後内服薬を処方されましたが、なかなか治らないのでアレルギー専門科を紹介され、先週受診しました。
プリックテストの結果、牛乳アレルギーとのことで、さらに血液検査でも陽性なので、母乳から乳製品を完全に除去するように言われました(検査結果の数値に関する詳しい説明はありませんでした)。除去を開始して1週間以上経ちますが、じくじくとしたところは改善しているように思えません。3月初めにパッチテストの予約を取ってあります。
アレルギーのことは今やっと勉強を始めた段階で、医師にどんな質問をすればいいかもわかりません。医師からは、とりあえず母親が乳製品をすべて除去してみて、改善すれば経過観察、改善しなければまた連絡するように言われていますが、次回診察時にどのような点に注意して診察を受ければいいか、教えていただけますでしょうか。

先ほど投稿したものですが、書き忘れたことがありました。
かゆみがひどく、昼間はまだいいのですが夜寝るときになると半分寝ながらかきむしっています。完全に起きてしまうことも時々あります。最近ひどくなったようです。
医師からは市販の抗ヒスタミン剤を飲ませるとよい、と言われていますが(Diphenhydramine
HCI6mg)、まだ小さく副作用などが心配です。あまりにもかゆがるときには、飲ませた方がいいでしょうか?処方された抗生物質を飲んでひどい下痢になったので、できるだけ薬は飲ませたくないのですが、もし飲ませた方がいい、あるいは飲ませても問題ないようでしたら飲ませたいと思います。

よろしくお願いします。
向山徳子
同愛記念病院小児科部長
お返事もうしあげます。
湿疹の状態を見ませんとなかなかお返事も難しいところですが、大分かゆがっておられるようですので、はじめは脂漏性湿疹の状態だったのかもしれませんが、現在はおそらくアトピー性皮膚炎に近い状態のように思われます。
お母様が牛乳を除去されていても症状があまり変わらないのであれば、お母様の除去は関係ないと思います。
むしろ皮膚症状の改善を主に治療されたほうが良いと思います。アメリカでの医療システムはよくわかりませんが、むしろ皮膚科の先生の診察を受けて軟膏療法をきちんと受けられたほうがよいと思います。多分、ステロイド軟こうの処方を受けることになると思いますが、あまりこわがらずにまずは皮膚の症状を改善させるようにしたほうが赤ちゃんは楽になると思います。



投稿日:2006.11.28
患者さんの年齢:2歳
疾患名:ピーナッツアレルギー
米国に在住しています。もうすぐ2歳になる息子は、ピーナッツアレルギーのため、当地の小児科医から緊急時に注射できるようにエピペン(EpiPen Jr : 0.15mg ephinephrine)を処方されています。先日、他の子の誕生日会でピーナッツバター入りチョコレートバーを一口食べてしまい、顔が腫れ手足に湿疹が出ました。かなり痒そうでしたが、30分ほどで落ち着いてきたのでミルクを飲ませ帰宅することしました。しかし、途中で具合が悪くなり泣きながら車中で嘔吐し10分後にはぐったりして眠ってしまいました。エピペンを使うべきか迷ったのですが、車に乗せるとすぐ眠る子なので、アナフラキシーのための意識低下とは思いませんでした。呼吸も脈拍も普通のようだったので、そのまま病院にも行かず、家に帰り、結局数時間後に目を覚ました時には元気になりました。このサイトを拝見させていただいて、他の方達の症例を見て、危険な状態だったことがわかり、今になってショックを受けています。本当ならすぐエピペンを使用すべきだったのでしょうか?使用法方は難しくなさそうですし、携帯も便利にできているのでいつもベビーカーに装備しているのですが、いざ使うとなるとかなりの勇気が必要です。どのタイミングでどんな症状が出たらエピペンを使用するべきなのでしょうか?飲み薬と違って怖い感じがするのですが、使用することによる害は無いのでしょうか?どのタイミングでどんな症状が出たらエピペンを使用するべきなのでしょうか?飲み薬と違って怖い感じがするのですが、使用することによる害は無いのでしょうか?また、使用した後はどのくらいで効き目が出るのでしょうか?お忙しいところ申し訳ありませんが、ご教示いただけましたら幸甚です。よろしくお願いいたします。
海老澤 元宏
(独)国立病院機構相模原病院 臨床研究センター アレルギー性疾患研究部長
〒228-8522 神奈川県相模原市桜台18-1
エピペンを打つタイミングに関しては呼吸器症状が出たらとなります。
副作用に関してエピペンは血管を収縮させす作用と気管支を広げる作用があり、通常お子さんに使用するのであれば動脈硬化・糖尿病・甲状腺疾患などがないので安心して使えると思います。薬自体の効果も短時間なので誤ったタイミングで使用したとしても少し心臓がどきどきして、血管が収縮するので顔が青ざめる程度ですぐ回復します。



投稿日:2006.11.29
患者さんの年齢:1歳4ヶ月
疾患名:ピーナッツアレルギー
先日ピーナッツバターをひとなめしただけで、嘔吐、顔のはれ、じんましんなどの症状が出て、血液検査の結果測定値を超えるレベルのピーナッツアレルギーと診断されました。病院ではただ除去するようにと言われましたが、ピーナッツアレルギーに特化した情報が日本ではとても少なく、どこに注意したらよいのか不安でなりません。米国では保育園などで他の園児に対してもピーナッツを食べて来ないように指示するなど、徹底した対応が取られていると聞きましたが、日本の保育園では代替食で対応するだけで、もし隣の子のピーナッツに触れたらと思うと、これからの集団生活が不安でなりません。ピーナッツの除去に関して詳細な情報を知りたく思います。病院では「ピーナッツは日本では少ないから」の一言でした。
また、授乳中にピーナッツバターを食べていたことが原因かもしれないと言われましたが、そのような研究があるのであれば、なぜ母親学級、産院等でそういう情報を伝えないのでしょうか。もしそういう情報を知っていれば、娘を命にかかわるアレルギーにしなくてすんだと思うと、悔しくてなりません。私のような思いをする人が今後出ないように、ピーナッツアレルギーに関する予防情報の普及を強く願います。自治体の保健婦等にお願いしましたが、ピーナッツは日本人の食生活ではあまりないとのことで対応していただけませんでした。食事が欧米化しているなか、ピーナッツを食べている妊婦・母親は確実に増えていますし、また栄養価が高いとむしろ積極的に食べていると思います。せめてピーナッツバターに「妊婦・授乳期に多量に摂取すると、子どもがピーナッツアレルギーになる可能性があります」の一文を記載すべきではないでしょうか。娘の今後のこととともに、社会の体制に怒りを覚えます。
森川 昭廣 教授
〒371-8511 群馬県前橋市昭和町3-39-22
群馬大学大学院医学系研究科小児生体防御学分野
ピーナッツアレルギーは即時型食物アレルギーを示すことがあり、諸外国でも問題になっています。治療法は現在では除去療法しかなく、食品の含有内容をみて気をつけなければならないと思います。現在の所、授乳中に沢山食べたからだけではピーナッツアレルギーが発症するわけではなく、やはり体質とその摂取があいまって発症と考えられています。なお、アナフィラキシーショックをおこすようであれば、エピペン(エピネフリン自己注射)を常備することも必要と考えます。
*尚、ピーナッツは平成14年4月より食品衛生法で食品表示義務の5品目(卵、乳・乳製品、小麦、そば、ピーナッツ)に入っているので、商品には必ず表示されています。
*ピーナッツアレルギーに関する質問が本目安箱(下記)にも4,5通寄せられていますので、ご参考にご覧下さい。
*本年2月に開催いたしましたリウマチ・アレルギーシンポジウムでは森川先生に「妊娠中の発症予防などについて」と題しましてご講演いただきました。講演内容はHP上で動画配信を行っておりますので、こちらもご参考にして下さい。



投稿日:2006.10.13
患者さんの年齢:1歳2ヶ月
疾患名:食物アレルギー
先日2度目のアレルギー検査をしました。牛乳、卵白、オボムコイドのクラス5。大豆、卵黄、小麦、ピーナッツのクラス4。ソバ、トウモロコシ、果物各種クラス2。Igeは875。
米はクラス0だったのですが、食べたら2時間後に必ず未消化の下痢をします。現在インタールとゼスランを処方してもらってますが変わらず下痢をするのでミルクのみの食事です。
怖いのはピーナッツとソバです。この2つは成長しても改善されることはないと聞きました。特にピーナッツはは測定値49.6と非常に高いのですが、この数値は下がることはないのでしょうか?また、ソバも同様に期待は出来ないのでしょうか。
特にソバは、製麺所ではうどんと同じ釜で茹でているところが多いとおもいますが、小麦が食べれるようになってもそこまで気にしなければならない数値なのかわかりません。
現在アレルギー用ミルクのみなのですが、先日全身に赤身のない湿疹と口の回りが赤くかぶれたようなアレルギー症状が続きました。ミルクの銘柄を替えてみても変化が無かったので、インタールとゼスランの使用を勝手に中断しました。すると湿疹も口の回りも綺麗になってきました。
医師にそのことを告げるとかなり怒られました。この薬はそんな症状が出る物ではない、と。
私も相談なくかってに中断したことは悪かったと思うのですが、「じゃあ、もう出さなくていいのね」と強く言われ病院を変えようか迷っています。実際、インタールなどでこのような症状はでないものなのでしょうか?現在何を食べさせていいのか、食べたとたんにそれがアレルゲンにならないか不安でたまらないんです。
宜しくお願いします。
海老澤 元宏
(独)国立病院機構相模原病院 臨床研究センター アレルギー性疾患研究部長
〒228-8522 神奈川県相模原市桜台18-1
確かに重症だとは思いますが、この方の場合まず皮膚炎のコントロールが適切に行われているのか?疑問です。
食物アレルギーの除去だけでなく、スキンケア、ステロイド軟膏療法を適切に行っているのでしょうか?まだ1才2ヶ月で治療用ミルクだけとのことですから、すこし食物制限しすぎです。
なんでもかんでも食物アレルギーになるような方は通常存在しません。ほとんどが皮膚のケアが不十分で母親がご自身の判断でどんどん制限を広げていくようになります。米でも下痢をするなら、Aカット米などは試しているのでしょうか?インタールやゼスランは必須ではあるいませんが、初期の痒みのコントロールに抗ヒスタミン薬を使うことはあります。この方は一度専門施設で1週間から10日間ほど短期入院をしてスキンケア、軟膏療法の指導を受け、食物制限の適切化をする必要があると思います。

名古屋の藤田保健衛生大学の小児科の宇理須先生か我々の施設を一度訪ねて短期入院されることを勧めます。思い切ってそうすると現在お持ちの悩みは一気に解決しますよ。「食物アレルギーの診療の手引き2005」が参考になると思います。
国立病院機構相模原病院 臨床研究センターアレルギー性疾患研究部のHPをご覧ください。



投稿日:2006.9.24
患者さんの年齢:6歳6ヶ月
疾患名:食物アレルギー
6歳6ヶ月の息子ですが、生後一ヵ月から6ヶ月間アトピー性皮膚炎とはげしい下痢が続いていました。

その間こちらの小児科(開業医)にかかっていました。治療による何の効果もなかったのですが、6ヵ月後に、何かを変えたわけでもないのに症状が出なくなりました。

今年の初夏から、アトピー性皮膚炎がひどく出るようになり皮膚科(クリニック)にかかりました。最初は投薬による効果があったのですが、治まってもまた別の部位に出るの繰り返しで、症状が悪化したので今月の初めに大学病院に入院しました。

血液検査(12項目)の結果、牛乳がクラス4、
りんご、そば、卵白、ピーナッツ、大豆、小麦がクラス3、
牛、豚、がクラス2、
蟹、海老、魚がクラス1で、
クラス0は一項目もありません。

35項目の検査もしましたが、Total-IgEがクラス3で、各項目のクラスは2~4でした。猫、ゴキブリ、ハウスダスト、ダニ(とライ麦)は300以上でクラス4ですが、今のところ喘息の兆候はありません。

こちらの大学病院ではこのような検査結果は初めてで、アレルゲンを特定したり、この他の蛋白源で食べさせてもいいものを探す検査は出来ないと云う事です。

味噌・しょうゆなどの大豆加工品と白身魚以外、検査項目すべてを与えてはいけないと言う指示を受けましたが、退院して点滴をしなくなってから、アトピーがいくらか出てきています。

白身魚(クラス1)はともかく、大豆はクラス3なので加工品を与えるのも不安ですが、蛋白源が一切摂れない子供の栄養状態も心配です。

日本へ行って検査を受ける事も考えていますが、その間の食生活をどうしたらいいのか悩んでいます。

鶏肉、イカ、イモ、ゴマ、小豆、米などは検査項目にないのですが、与えていいのでしょうか?

よろしくお願いします。
海老澤 元宏
(独)国立病院機構相模原病院 臨床研究センター アレルギー性疾患研究部長
〒228-8522 神奈川県相模原市桜台18-1
どこにお住まいなのかわかりませんが、血液検査(IgE抗体)が陽性になることと食物アレルギーは異なります。
たぶん乳児期には食物アレルギーがひどかったのだと思われます。そのために慢性のアトピー性皮膚炎と下痢が出ていたのだと思われます。

さて今6歳ということですが、通常成長されるに従い乳児期に発症した食物アレルギーは改善していきます。また適切に食物除去やアトピー性皮膚炎の治療を行えば通常IgE抗体も低下してきます。食物アレルギーのクラスの強さで診断できるものではありませんが、アトピー性皮膚炎のコントロールが悪いと抗体は広範囲に陽性になります。検査結果が陽性だから制限するのは好ましくおありません。大豆・小麦などは6歳くらいでは食物アレルギーと関係なく陽性になることがありますし、ずっと普通に摂っていたのなら制限する必要はないと思います。肉類も制限の対象になることも稀です。
冷静な対応をすべきですが、当院臨床研究センターの食物アレルギーの診療の手引きのHPをご覧ください。
http://www.hosp.go.jp/%7Esagami/rinken/crc/index.html



投稿日:2006.9.19
患者さんの年齢:1歳0ヶ月
疾患名:牛乳アレルギー
先日、血液検査で牛乳のアレルギー(2.33UA/ml クラス2)と判定され、牛乳の完全除去とザジテンシロップの薬を勧められました。口のまわりに少しうプツプツが時折でる程度なのですが、やはり治療は続けるべきなのでしょうか?牛乳は完全除去しなければならないのでしょうか?
海老澤 元宏
(独)国立病院機構相模原病院 臨床研究センター アレルギー性疾患研究部長
〒228-8522 神奈川県相模原市桜台18-1 TEL: 042-742-8311 FAX: 042-742-5314
詳しい状況がよくわかりませんので判断は難しいですが、基本的には症状が原因食物の摂取で誘発される場合には除去すべきだと思います。完全除去まで必要かどうかはこの文章からは判断できませんが、症状が出なければ摂れるものは摂られて良いと思います。この方の場合にはすぐに耐性が獲得されると思われますので、除去する期間は比較的短いと思います

除去していて症状がなければザジテンの内服はしなくても良いでしょう。症状が出現した時に頓用的に用いれば良いと思います。



投稿日:2006.8.29
患者さんの年齢:6歳3ヶ月
疾患名:ピーナッツアレルギー

はじめまして。
来年1年生になる子供がいます。
1歳でアナフィラキシーを起し。ピーナッツアレルギーとわかり現在はスコア6と高いです。
一度、アナフィラキシーを起こすと、5年除去してきた現在、スコアが高いのですが、微量でもアナフィラキシーを起こすのかと考えてしまいます。もちろん、家ではこわくれあげられないのですが、相模原病院ではこのような場合、負荷試験をしていただけるのでしょうか?
現在、通ってる病院では、他のナッツ(カシューナッツ、ピスタチオ、などのスコアが2ぐらいのものを家で微量から食べさせてみて。といわれてるのですが、アナフィラキシーを起こすと怖くてなかなかあげられません。。。このようなばあい、相模原病院で負荷試験をしていただけるのでしょうか?
又、ピーナッツ自体ではなく内袋に一緒に入ってたコーンスナック(キャラメルコーン)を友人宅で出されたべてしまったとき、数分後に顔色が悪くなり、強い腹痛を起したので、近くの小児科へ行ったのですがアレルギー反応ではない。といわれ、薬を出してもらえず1日中腹痛に悩まされていたのですが、アレルギーでは腹痛をおこさないのでしょうか?

海老澤 元宏
(独)国立病院機構相模原病院 臨床研究センター アレルギー性疾患研究部長
〒228-8522 神奈川県相模原市桜台18-1

相模原病院ではピーナッツ・ナッツ類アレルギーの方の負荷試験も行っております。

どの程度でどのような症状が起こるのか、それを知らないと対応方法を準備できませ んし、他のナッツ類との関係はどうなのかなど、負荷試験に基づいて判断しています。

(独)国立病院機構相模原病院 の"食物負荷試験のご案内"



投稿日:2006.8.25
患者さんの年齢:4歳9ヶ月
疾患名:ピーナッツによるアナフィラキシー

4歳の娘がピーナッツを一粒丸呑みし、10分程で顔面のむくみと蕁麻疹、吐き気、呼吸困難、意識の低下などの症状が出ました。以前にピーナッツチョコレートを食べ吐いたことがあったので、ピーナッツが原因と判断して、救急車で病院に行ったところアナフィラキシーと診断され一晩入院しました。旅先で発症したため、地元の大きい病院で詳しい検査をするように言われたので、地元の総合病院の小児科で検査を受けたところ、ピーナッツの反応はクラス6、測定値は100以上でした。医師の説明によると、ピーナッツそのものは除去する必要があるが、加工品(ピーナッツバターやクッキーなどに含まれるピーナッツ)は大丈夫な場合が多いとのこと。ピーナッツも舐めたぐらいでは大丈夫と言われました。命に関わることなので、本当に口に含んだ時点で吐き出せば大丈夫なのかとても不安です。またアレルギー科を受診する必要は無く、1年半後くらいにまた血液検査をするようにと言われました。
ネットなどを見るとエビペンという注射の話題をよく見ますが、今の段階では必要ないのでしょうか?どこで入手できるのかもわかりません。
本当にアレルギー科を受診する必要は無いのか、またエビペンが必要な人というのはどのような症状なのかについて詳しく教えていただけると助かります。

海老澤 元宏
(独)国立病院機構相模原病院 臨床研究センター アレルギー性疾患研究部長
〒228-8522 神奈川県相模原市桜台18-1

このケースでは完全除去しないといけないケースであると思います。舐めても、ピー ナッツバターでも相当な反応が起こると思います。
エピペンも持っていた方がよいと思います。
説明した医師は食物アレルギーの経験が乏しい方と思います。



投稿日:2006.7.15
患者さんの年齢:0歳7ヶ月
疾患名:食物アレルギー

一週間ほど前、息子に突然蕁麻疹が出ました。2度目です。一度目は初めてヨーグルトを食べさせた日でした。今回はおかゆ(ドライフーズ:海藻の粉末入り)だけだったので海藻?もしくは私の食べた物が原因だったのかも知れません。産まれた時から肌は少し弱めで風邪をひけばゼロゼロしがちだったので、念のためかかりつけの小児科でアレルギー検査を受けてみました。

結果は IgE=185U/ml 卵白5卵黄4ミルク3大豆2ニワトリ肉2小麦1 と、想像以上に数値が高くかなり驚きました。しかし、アレルギーの知識の浅い私には数値を知らされてもそれがいったいどれほどのものなのか正直見当がつきません。アレルギーの専門医ではなかったため具体的説明も少しで、今後の対応に戸惑いを感じています。インターネットなどでも調べてみましたが、ウチの子より遥かに検査結果の良い方でもアレルゲンを完全除去なさってる方が沢山いらっしゃるようですし、必ずしも症状の重さと検査の数値とが比例していないように感じました。

現在、離乳食は初期〜中期くらい、母乳を飲んでいます。
現段階では息子の症状もそれ程ひどい状態ではないですしいきなり全除去と言うのも大変なので、卵・牛乳に関しては私と息子共に除去、比較的程度の軽い大豆・ニワトリ肉・小麦は息子だけ除去してみようかな?と考えています。誤った判断でしょうか?

海老澤 元宏
(独)国立病院機構相模原病院 臨床研究センター アレルギー性疾患研究部長
〒228-8522 神奈川県相模原市桜台18-1

7ヶ月でこのデータですとお子さんは鶏卵・牛乳の完全除去が絶対必要です。お母さんも母乳栄養を続けられるのならしばらく鶏卵・牛乳のある程度の除去が必要になります(どの程度の除去が必要かは患者さんごとに異なるので一概にはいえません)。

鶏肉・大豆・小麦に関しては除去負荷試験をしないとわかりませんが、危険ですからご自分では行わないでください。必ず医師の指導のもと行うべきです。北海道ですと広大なところなのでお近くに必ずしも食物アレルギーの詳しい医師はいないかも知れません。経母乳的にお母さんがとってみて影響するかを観察することも大切ですが、お子さんは比較的重症な方ですから一度それなりの病院で診察を受けることをおすすめ致します。ただし適切な対応により年齢が進むに連れ食物アレルギーは徐々に良くなっていくと思います。

以下の相模原病院のホームページもご覧ください。参考になると思います。
http://www.hosp.go.jp/%7Esagami/rinken/crc/index.html
http://www.hosp.go.jp/~sagami/fukashiken.html



投稿日:2006.6.2
患者さんの年齢:2歳0ヶ月
疾患名:ピーナッツアレルギー

現在海外在住です。先日2歳になる息子が出先でピーナッツの細かくかかったお菓子を食べ急に顔が腫れ体中に蕁麻疹が出ました。(蕁麻疹は手首 足首おへそまわりなど)急いで病院に行って受診した所 ピーナツアレルギーだろうと言われました。初めての事で何も分かりません・これから詳しいアレルギーテストをする予定です。このサイトを見せていただいていましたらカレールーに含まれるとありました。今まで使用していましたが何の問題もありませんがこれからは使用しない方がよいのでしょうか?息子は健康で今回初めてこのような事になりました。何せ海外在住で病院でも細かいニュアンスなど分かりませんし、食べ物、体も違います。これからの生活で何かアドバイスありましたら是非お願いいたします

海老澤 元宏
(独)国立病院機構相模原病院 臨床研究センター アレルギー性疾患研究部長
〒228-8522 神奈川県相模原市桜台18-1

日本では食品表示の義務化の前にはカレールーにピーナッツが含まれているものでも食品表示がなされておらずに、健康被害を訴える方の原因がわからないことがありました。平成14年4月からはピーナッツを微量に含むものでも食品表示をすることが義務となり、カレールーにピーナッツを含んでいたことがわかるようになりました。その後カレールーからピーナッツを抜く業者も出てきており、現在は入っているものや入っていないものが混在しています。表示を見て頂ければ適切に対応ができると思います。海外でのことになると日本の表示制度と異なりますが、現在アメリカ・ヨーロッパ・韓国など多くの国でアレルギー物質を含む食品表示の制度が行われるようになっております。特にピーナッツに関してはアメリカやヨーロッパで患者さんが日本より多く大きな問題になっております。今までなにも問題がなかったのであれば、入っていなかったものを摂取されていたのではないかと思います。

お子さんのピーナッツアレルギー場合には前回の症状からしてしばらく完全制限にて対応し、1年に1回程度採血しIgE抗体の推移を見ながら、IgE抗体が十分に下がったら負荷試験を行うのが良いと思います。



投稿日:2006.6.2
患者さんの年齢:3歳10ヶ月
疾患名:ハウスダスト・牛乳・卵白・小麦アレルギー

乳児期に牛乳と卵白で蕁麻疹が出ましたが、(血液検査はしてません)一才半頃から蕁麻疹が出なくなったので普通に与えてきました。

現在3歳10ヶ月ですが、春頃からしばしば食後に蕁麻疹がでる事があり、毎日顔も赤く、目やにが大量に出るようになりました。
血液検査を行ったところ、ハウスダスト、ダニがクラス6、牛乳・卵白・小麦がクラス2でした。
主人が花粉症のため外に布団を干す事を避けていた事が、急に症状が悪化した原因ではないかと思います。
現在ハウスダスト対策には力を入れており症状もだいぶ落ち着いてきましたが、それでも目と口の周りにまだ少し赤みがある状態です。

ハウスダストアレルギーがひどくなった為に食物にも反応しやすくなったのではないかと考えているのですが、そういうケースはあるものでしょうか。
ハウスダストのレベルが下がれば食物に対する反応もなくなるのでは、と思い、特に除去食にはしていないのですが、やはり牛乳・卵・小麦の除去も開始すべきでしょうか。

海老澤 元宏
(独)国立病院機構相模原病院 臨床研究センター アレルギー性疾患研究部長
〒228-8522 神奈川県相模原市桜台18-1

ハウスダストに対するアレルギーによって食物アレルギーも悪化すると言うことはあまり無いと思います。ただし、体調が悪くて(たとえば下痢とか)一度治っていた食物アレルギーの症状が一時的に出ることはあります。じんましんの原因ですぐに食物などのアレルギーって思う方が多いのですが、じんましんの原因の10%程度を占める程度です。原因不明のことが最も多く、抗ヒスタミン薬で一時的に治療をすることも有効です。ですからすぐに食物アレルギーなどと短絡的に考えなくて良いと思います。いままで卵・牛乳の食物アレルギーが改善していたのであれば、今更除去を再開しなくて良いと思います。

春先から目に来たと言うことですが、スギの可能性はないでしょうか?口の周りの赤みというのは口唇を舐めていたりしていませんでしょうか?なめずり皮膚炎って良くあります。乾燥して舐めての悪循環を断ち切ることも必要です。リップクリームなども効果あります。




投稿日:2006.5.9
患者さんの年齢:6歳2ヶ月
疾患名:ピーナッツアレルギー

本日こちらのサイトをみせていただき大変わかりやすく先生方に解説をしていただいて、とても感謝しております。どうもありがとうございます。

うちの息子は小学1年生にこの春なりましたが、ピーナッツアレルギーがあり、学校では給食が食べられません。ピーナッツ関連のもののみ除去で幼稚園のときはお世話になってきましたが、どこまでの除去の必要性があるのかがいまひとつわからないところです。血液検査のスコアもクラス6と高いため、同じ生産工場で作っていてもだめなのではないかと養護の先生はいわれます。そこまでのことをいうとすべてのものが食べられなくなってしまうと思われます。

今回お聞きしたいのは、例えばカレールーに微量含まれるピーナッツパウダーを摂取したとして、それが体内に蓄積されて、いつかアナフィラキシーを起こすものなのかどうか。どこまでがOKなのかという境界線がわからないことが不安です。

今ピーナッツアレルギーは増えてきているようですので、いろんな情報がいただけると大変嬉しく思います。どうぞよろしくお願いいたします。

海老澤 元宏
(独)国立病院機構相模原病院 臨床研究センター アレルギー性疾患研究部長
〒228-8522 神奈川県相模原市桜台18-1

少しずつ摂取したアレルゲンが体内に蓄積することによりアナフィラキシーになるということはありません。ただしお子さんのようにピーナッツのIgE抗体が100以上などのケースではほんの微量でもアナフィラキシーを起こす可能性があります。したがってカレールーに入っているピーナッツパウダーは当然除去すべきです。

同じ生産工場で作っている場合には粉末の混入があり得ますが、どの程度の混入かは状況によって異なります。もし今まで一度も症状が出現していない状態で血液検査のデータだけで食物制限をされている場合には、お子さんがどの程度の量で反応するのか、どのような症状が出るのかということも知っておくことも重要です。ただし、このような検査は相当食物アレルギーの経験がある病院(国立病院機構相模原病院など)で受けるべきであり、お近くの病院などでは行うべきではありません。




投稿日:2006.3.17
患者さんの年齢:3歳2ヶ月
疾患名:食物アレルギー

子供に食物アレルギーがあり、除去食をしていますが、食べさせないことを不安に思われるのか、周りのひとから「食べて免疫をつけさせたら?」と言われます。(ほか、食べて鍛える、食べて体に慣れさせるなど)

子供を預けるとき、園関係者など、子供の状態を説明しなければならないところでよく言われますが、なかなか上手に説明することができません。

こちらのサイトで専門的に説明してくださる項があればとても助かります。

柴田瑠美子
(独)国立病院機構福岡病院小児科医長
今回のご質問、食物アレルギーで除去食をされているお母さんから頻繁に相談がある内容です。

周りの人は、食物アレルギーの状況を知らないで無責任なことを言われる方が多く、ご家族が困っておられることが多いようです。

医療機関での食物アレルギーの診断と除去食指導がどのようになされているのかわかりませんが、即時型アナフィラキシーの予防による除去食の場合は、食べると激しい症状が出て危険なことを周りの人にも知らせておく必要があります。その可能性が強い場合も同様です。

3歳でまだ取れないこともあります。食べられる食品はきちんとあげていること、治療で必要な除去食であることを主張されておくことです。

ただ年齢的に耐性化して安全に取れるようになることもありますので、定期的に医療機関で除去食が解除できるか負荷試験などで確認してもらってください。

園などの連絡も医療機関に受診して診断書・指示書を書いてもらい、正しい食物アレルギーの理解のもとに除去食を受けてください。園で対応できないときは弁当での対応が必要です。




投稿日:2006.1.31
患者さんの年齢:20歳6ヶ月
疾患名:食物アレルギー

先日、血液検査によるアレルゲン検索をしてもらった結果、検査したアレルゲン全てに反応してしまいました。食べ物に関して主な物を挙げると、米・大豆・小麦・卵白・牛乳・チェダーチーズなどです。

小児期の頃から食物アレルギー・小児喘息・アトピー性皮膚炎を患っていたのですが、成長するにしたがって治癒してきていました。このまま完全に治癒してくれればと思っていたのですが。

上京してからアレルギー性結膜炎に時々なるようになりました。目が腫れたりするのも、食物アレルギーが原因でしょうか。

昨年、精神的ストレスにより過食症・過敏性腸症候群になりました。一時期、毎晩のように全身に痒みを伴う蕁麻疹がでました。激しい腹痛や腹部膨張、吐き気や眩暈が起こることもありました。
便秘や、不規則的な腹痛や肋間神経辺りの痛みは、現在も起こります。アレルギー物質が腹痛の原因なのかもしれませんが、食べてすぐに反応がでる訳ではないので、我慢することをストレスに感じてしまい食べてしまいます。
ほとんどの食品に使われている物質なので、正直どう対処していいのか分かりません。
アレルギー物質でなくても同じものばかり食べていたらアレルギーになってしまうと聞きました。野菜や根菜や果物もそうですか。
あと、同じ類の食べ物は一週間くらい間隔をあけるのが良いと聞いたのですが、そうなのでしょうか。アレルギー物質を避けつつ間隔をあけるのは、かなり難しいように感じます。

このまま普通に食べ続けても腹痛だけで済みますか。
これから体力をつけて免疫がつけば、治るのでしょうか。

アドバイスをいただけると嬉しいです。よろしくお願い致します。

海老澤 元宏
(独)国立病院機構相模原病院 臨床研究センター アレルギー性疾患研究部長
〒228-8522 神奈川県相模原市桜台18-1

血液検査結果(食物に対するIgE抗体)と食物アレルギーであることは異なります。

したがって食物IgE 抗体陽性だから食物アレルギーと判断するのは早計です。最終的な食物アレルギーの診断は食物負荷試験をしないと判断がつきません。

じんましんや結膜炎は成人で食物が原因で起こることは少ないと思います。
成人の方の食物アレルギーはほとんどの場合には1時間以内に症状が出現することが多いです。



投稿日:2005.10.4
患者さんの年齢:1歳10ヶ月
疾患名:アナフィラキシー

先週土曜日、夕飯に、イクラを3粒ほどたべさせたところ、30分ほどで、初期的な症状があらわれ、のどがゼイゼイし、顔面が赤くなり、明らかに身体の不調がみとめられ、ぐたったと、してきたました。それほど、重症とは考えられないのでシャワーを浴びさせて、さっぱりさせ、それから、さらに30分ほでで、全身が赤くなり、ぐずり始めたので、慎重をきして、病院につれていきました。 全身に、ボツボツができ、ひどい症状でしが、患者は、ぐずっていましたが重症とは考えられませんでしたが、とくに、背中に現れた皮膚症状には驚きました。医師は、アナフィラキシーと診断していましたが、私は、これは、単なるアレルギ-症状と考えました。 実際、アナフィラキシーといえる程度であったか、疑問です。また、この様な際、抗アレルギ-剤や、自己で使用できる即効性の注射で、効果が期待できるものでしょうか?また、イクラは、多分異種蛋白なので、原因かと思いますが、一粒のイクラでもこの症状が現れるものでしょうか? 患者は、予想通り、一晩で回復しました。情報がありましたら、お教えください。

海老澤 元宏
(独)国立病院機構相模原病院 臨床研究センター アレルギー性疾患研究部長
〒228-8522 神奈川県相模原市桜台18-1

皮膚と呼吸器に症状が出ているのでアナフィラキシーといえます。危険な状態だった といえます。グタッとしてきたときに血圧を測っていたら低下していたかも知れません。したがってアナフィラキシーショックにまで到っていた可能性もあります。イクラ一粒でもこの様な症状を呈することはあります。抗ヒスタミン薬やエピネフリンの自己注射で対応すべきであると考えますが、1才10ヶ月であることから救急での対応が望ましいと思います。当分の間イクラは絶対に避けるべきです。血液検査でIgE抗体を調べておくべきでしょう。小児アレルギーの専門医の受診をおすすめします。



投稿日:2005.05.10
患者さんの年齢:3歳5ヶ月
疾患名:アナフィラキシー

1歳五ヶ月の時にアナフィラキシーショックを起こし入院しました。
発症時に風邪による発熱と下痢を起こしていたため、腸管が過敏になっていたために起きた、とされましたが血液検査ではアレルゲンを特定できませんでした。
4ヶ月の時に乳製品で蕁麻疹を起こしたことがあったので、医師と相談の上、念のために乳製品を一時的に除去し、過熱、加工したものから与え、現在は牛乳そのものと、乳酸菌、ヨーグルトを除去しています。
しかしその後も風邪をひいたり、下痢をすると蕁麻疹が起こることがあります。体調の悪い時は乳製品を控えていても蕁麻疹が起こるので、蕁麻疹でおさまるならよいのですが、またいつショック状態になるのかと考えると不安です。
入院した病院の医師にはアレルゲンが特定できていない場合は防ぎようがないので出たら救急車を呼ぶしかないといわれましたが、そうなのでしょうか。それと、現在行っている除去の有効性もあわせて伺いたく投稿しました。宜しくお願いいたします。

海老澤 元宏
(独)国立病院機構相模原病院 臨床研究センター アレルギー性疾患研究部長
〒228-8522 神奈川県相模原市桜台18-1

ご質問内容には微妙な点があり、当サイトでお答えするのは大変難しいです。
誤解とか発生しますので、できましたら当院(国立病院機構相模原病院)を受診していただくかして直接話させて戴かないと色々と問題となります。
遠いようでしたらアレルギー専門医のセカンドオピニオンを探されることをしてください。



投稿日:2005.05.03
患者さんの年齢:11歳10ヶ月
疾患名:花粉症と食物アレルギー

5年間海外で生活し3月に帰国してすぐに花粉症がひどくなりアレルギー科で血液検査をした結果重度の花粉症であることが判明。
そして、先日、食後に林檎を食べたら苦しくなり大変でした。
現在の主治医は食物アレルギーの検査は必要ないといいますが親としてはとても不安です。
今まで食べていたもので突然なることはあるのでしょうか?
また花粉症と関係ありますか?

海老澤 元宏
(独)国立病院機構相模原病院 臨床研究センター アレルギー性疾患研究部長
〒228-8522 神奈川県相模原市桜台18-1

これはシラカバ花粉やハンノキ花粉症のひどい方に発症する口腔アレルギー 症候群という食物アレルギーの1つです。呼吸器症状がでているので注意が必要です。

リンゴに対するIgE抗体の検査を行うべきです。今まで普通に食べていてもある年齢 から急に発症することがあります。



投稿日:2005.04.18
患者さんの年齢:0歳3ヶ月
疾患名:食物アレルギー

食物アレルギーと診断されました。現在母乳のみの為、私が食事制限をしています。プリックテストで卵黄、枝豆、ダニが±と結果だったのですが、ステロイドで調節を行ってもすぐに出てきます。排便が5日空くこともよくあり、乳酸菌やラキソべロン等を処方してもらていますが、中々上手く行きません。漢方を少し考えているのですが、早すぎるのでしょうか。有効なのでしょうか。

海老澤 元宏
(独)国立病院機構相模原病院 臨床研究センター アレルギー性疾患研究部長
〒228-8522 神奈川県相模原市桜台18-1

ご質問内容には微妙な点があり、当サイトでお答えするのは大変難しいです。誤解とか発生しますので、できましたら当院(国立病院機構相模原病院)を受診していただくかして直接話させて戴かないと色々と問題となります。

漢方に限定してお答えしますが、我々の施設では使用しておりません。ステロイドの軟膏を使用しても次から次へと出現してくるなら、他に原因があるのではないでしょうか?



投稿日:2005.02.04
患者さんの年齢:4歳7ヶ月
疾患名:牛乳アレルギー

牛乳アレルギーと診断され除去治療をすることになりました。通園している施設に申し出たところ、給食に牛乳の代替でヤクルトがでました。家では飲ませていないので訊ねたところ、「乳酸菌には牛乳が入っていない」との回答。 しかし、表示には脱脂粉乳が記載してありました。

また、別の日には「スイートポテト」が出たので材料を確認したところ、「生クリーム」を使用とのこと。除去範囲については栄養士の判断に任せるつもりだったので細かく指示していなかったのですが、心配です。

アレルギー専門医の予約が来月なので、それまでどの程度の範囲で除去したらよいのか困っています。 アレルギー検査結果の表記は10.00UA/mlでクラス3でした。

「牛乳アレルギー」=「乳製品除去」となった場合、「生クリーム」や「乳酸菌飲料」は該当するのでは、と思うのですが。それぞれ個人差のあることとは思いますが、どうかよろしくお願いします。

大矢幸弘
国立成育医療センター第一専門診療部アレルギー科
〒157-8535 東京都世田谷区大蔵2-10-1

牛乳アレルギーで乳製品の除去を必要とするお子様の場合、ヤクルトも生クリームも除去の対象となります。

確かに乳酸菌は牛乳ではありませんが、製造過程で牛乳を使うものは除去の対象となります。整腸剤の具体的な製剤名(乳酸菌、絡酸菌およびビフィズス菌)で述べますと、ラックB、エンテロノン、エンテロノンR、は除去の対象となります。ミヤBMとビオフェルミン、ビオフェルミンRは大丈夫、ということになっています。これらは医師が処方する薬剤ですので、今回のご質問とは関係ない製品です。

ヤクルトは乳製品(脱脂粉乳)に乳酸菌を入れてある飲み物なので、乳製品そのものです。決して純粋な乳酸菌ではなくヨーグルトに近いものです。これらの乳製品を牛乳アレルギーの人に与えるべきではありません。つまり、結論としては、ご質問のお母様のおっしゃっておられることが正解で、施設の回答は間違っています。

ただ、4歳から新たに牛乳の除去を始める必要があるお子様は非常に少ないので、本当に牛乳アレルギーなのかどうか、専門医にきちんとした診断をしてもらう必要はあるかと思います。血液検査や皮膚テストで牛乳の特異的IgE抗体が陽性というだけでは、牛乳アレルギーと決め付けることはできませんので。